プラン&コンセプト Story-1  Demension5

STORY-1 住みたい家を見つけた。
住みこなしていくカタチを見つけた。
家には本来こんな空気が流れていたはずです。
家とは人が暮らすことで新しい息吹を得ますそこで暮らす人がイキイキとすることで家も輝きを増してきます。住み心地の良さとはそんな空気が自然と流れること。人と家の長い歴史の中でずっとそれは繰り返されてきたことでした。少しずつカタチを変え、空気を変えながらも本質は少しも変わることはないのです。だから、今、生まれた家はとても新しいのに、懐かしい要素をたっぷり持ったデザインを完成させました。これこそがこの物件の新風です。この地に調和しつつも、美しい主張をもち、新しい風となる存在感のあるデザイン。これが、「デザインコラボレーション」の始まりです。

この住まいのデザインとは、「住み心地優先」ということ。
世の中は実にデザインで溢れています。その昔は実用だけで使われていたものが、進化するにつれて、すべてデザインというフィルターを通して生まれ変わっています。携帯電話もテレビも機能性とともにデザインも進化しています。パソコンもデザインが重視され、身の回りのモノすべてがデザインされています。では住におけるデザインとは何か。このデザインと住まいとの関係を考える上で、忘れてならないのはデザインを優先しながら、実際に暮らす人の便利性や快適性を後回しにしないということでした。大切なのは「温かさ」「機能」「自由」という住居に求められる本来の姿。ここに暮らす人のその生活スタイルを考え、部屋にいる時間が楽しく、そして心から寛ぐことができる空間と先進の住戸設備やセキュリティなお現代のニーズにフィットする要素をコラボレーションすることで、新しいデザインのカタチが生まれるはず。ここでは「デザイン優先」がすなわち「住み心地優先」となるように、それを発想の第一歩目としました。それがこの家の「新しさ」でもあります。
住の視点で「温かく」「機能的に」「美しく」。
住み心地重視の発想は全体計画から実現しました。縦長の敷地のカタチから考えればここは羊羹割の建物になるはずでした。それは周辺をみれば明らかです。しかし、住まいのほうを想定し、光の動きとプライベート性をデザインすることで、5棟構成のキュービックというカタチが選択されたのです。これによって最上階以外はすべてワンフロアに2戸から3戸の構造、約70%の部屋が角住戸という余裕が生まれ、最上階はメゾネットタイプとすることができました。すべての住戸の独立性を高めるという大きな目的も果たしています。さらに外観的にもアートな表現力を持たせました。不規則と規則の両面をもち、リズミカルな温かさを際立たせたのも特徴的。これもデザイン、アートの世界といえます。

街開かれた佇まいのために、あえて曲線を使う。
さらにアクセントとなっているのが、唯一外観上曲線を使用したエントランスです。このコンクリート打放しの曲線により、建物全体から受ける印象に「やさしさ」という要素を加えることに成功しました。また、このエントランスは周辺コミュニティとの調和をも果たしていると考えます。デザインの主張は大切です。しかし、孤立した住宅というものはありえません。街に開かれた住居。このプロジェクトのテーマのひとつでもあります。
「必要以上」という広さが、ゆとりと空間に徹底してこだわった理由。
住み心地を優先した住まいでは、この住まいに暮らす人に、暮らすことをもっと愉しんでもらいたい。それが大きなテーマです。そのために必要なのは十分な広さとゆとりでしょう。実際にシングルユースやカップルユースの希望では、広い住まいに暮らしたい、部屋数はいらないが大きなスペースに暮らしたいという声が圧倒的です。具体的には3LDKの部屋の広さを2LDKに、2LDKの広さをワンルームに、という希望が多くみられます。部屋の数より、広さを優先、さらに、部屋の数を減らしても空間の余裕が欲しいという声もあります。広さと空間の余裕。これが住まいでの時間を十分に愉しむための必要条件といえます。このプロジェクトでは住み心地の良い広さを徹底的に追求しました。それは平面的な広さだけではなく、高さからうける気持ちよさ、段差による空間のゆとり、間仕切りの素材までそして、採り込んだ光の広がり方まで及びました。そこであるひとつの発想が見えてきたのです。
この家の懐かしさ、温かみの追求から生まれた“土間”という発想にも。
この家の懐かしさは、さまざまなカタチをしています。たとえば、デザイン性豊かなマンションの魅力のひとつは“コンクリート打放し”などに見られる開放感です。もともとは倉庫を改造したロフトのイメージで、大きな空間を自由に使おうという発想です。そこに、家具の配置、照明の効果、暖房や冷房の効率等々、実際に住まう場合の機能性や便利性を考慮すれば、ますます快適な住まいになります。そこに、人が住む家としての温かみをプラスすることが今回のポイントでした。そして生まれたのが「土間」という発想。もともと日本家屋にあった土間という空間。外と内をを柔らかくつなぐ余裕のコミュニケーションスペース。今回は、土をタイルへとカタチを変えたことで、温かみに美しさが加わり、新しくも懐かしい魅力の空間となりました。それも、この住まいが見つけた新しい快適となりました。
STORY-2 次へ→

アクセスランキング